七草粥を作ってみたい!
そもそも七草って何となく聞いたこと
あるけれど、
意味や違いを詳しく考えたり調べたり
することってなかなかないと思います。
そこでこの機会に
春と秋、それぞれの七草の意味や
覚え方を紹介していくので、
楽しく学んでもらえたら嬉しいです。
食用と鑑賞用?春と秋、それぞれ七草の意味を知ろう!
春と秋の七草・・・
同じ七草でもそれぞれ違う役割があります。
まず簡単に言うと
春の七草は1月7日に
七草粥を食べて邪気を払い、
今年の無病息災を願い
お正月料理に疲れた胃を休めましょう
という意味があります。
また中国では伝統食「七種菜羹」という
汁ものを食べて
無病息災を願う習慣があり、
従来から日本にある「若采摘み」と
結び付いたことから、
その習慣が庶民に伝わったと言われています。
春の七草の種類
春の七草の種類は
- 芹(せり)
- 薺(なずな)
- 御行(おぎょう)
- 繁縷(はこべら)
- 仏の座(ほとけのざ)
- 菘(すずな)
- 蘿蔔(すずしろ)
覚え方は
五七五七七の短歌を読むように
せりなずな~
おぎょうはこべら
ほとけのざ~
すずなすずしろ
春のななくさ~
と5分間ずっと
歌っていれば
覚えられるかと思います。
秋の七草
一方
秋の七草は食べるためでなく、
美しく咲き誇る花を見て
楽しむという意味が
込められています。
また、葛根湯や風邪薬など
民間薬としても
昔から利用されてきました。
食べない理由として、
古来日本では
山を散策しながら季節の草花を
歌にして、
四季の移り変わりや風情を
楽しんでいた習慣がありました。
山上憶良が7種類の草花の歌を
詠んだことから、
秋の七草として親しまれるように
なったとも言われています。
秋の七草の種類は
- 萩(はぎ)
- 尾花おばな)
- 葛(くず)
- 撫子(なでしこ)
- 女郎花(おみなえし)
- 藤袴(ふじばかま)
- 桔梗(ききょう)
と春の七草に比べて
難しい感じが並ぶので、
なかなか覚えるのが
難しそうですよね。
ここでは語呂合わせで
覚えてみましょう!
す→すすき(おばな)
き→ききょう
な→なでしこ
お→おみなえし
ふ→ふじばかま
く→くず
は→はぎ
少し無理はありますが、
これで好きなお洋服は?と
読むことが出来ます。
面白い語呂合わせにすることで、
覚えやすくなるので
独自で考えた語呂合わせで覚えても
いいかもしれませんね。
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お粥以外にもこんな使い方がある!
春の七草粥は栄養たっぷりで
胃腸をいたわる効果があるので
食べなきゃもったいないです!
しかし七草で出来るレシピは、
お粥だけではありません。
せっかくなので、
アイデアレシピを2つ紹介します。
1.春の七草で栄養満点炊き込みご飯
材料は
- お米2合
- 鶏もも肉1枚の半分くらい
- 醤油、酒各おおさじ1(下味用)
- 春の七草セット
- 人参半分より少なめ
- だし醤油大さじ4
- 水適量
作り方は到って簡単。
米は洗って水気を切り、鶏肉に下味をつけます。
その際七草を熱湯で茹でておくと
作業がスムーズになります。
炊飯器にお米、だし醤油を入れて
2合の目盛りのところまで水を加え、
よく混ぜましょう。
鶏肉と七草、人参を入れてあとは
普通に炊くだけで完成です。
2.残りものの七草で卵焼き
七草粥を作った際に
残ってしまった七草があれば、
是非卵焼きにしてみましょう。
材料は
- 卵2つ
- 残った七草
- みりんおおさじ1
- 塩・砂糖少々
- 醤油小さじ1
- 七草を茹でて細かく刻み、
溶いておいた卵と調味料の中に入れて
よく混ぜます。
あとは普段通りの卵焼きの焼き方で
焼くだけなのでとても簡単に出来ます。
少し残ってしまったけれど、
捨てるにはもったいないという時に
こちらのレシピはオススメです。
七草とか節分とか..
日本の風習って色々あって
面白いですよね!
厄年の節分にぜんざいを作るってどうしてなんでしょ?
最後に
春と秋の七草、
同じ七草なのに意味が全く違います。
ここで得た知識を
家族や友達に話して、
改めて七草粥を食べることの
大切さを伝えてあげましょう。
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